出産後に必要な手続きリスト

出産後の手続きがいくつかありますが里帰りをしているということで必要手続きが増え、より旦那さんの協力も必要です。期限を過ぎると適応が遅くなり、補助金の額が減ることも。事前にお住まいの自治体へご確認し、余裕をもって準備をしましょう!

【出生届】 生後14日までに

■届け先:子の出生地、届け出人(父・母)の居住地、父・母の本籍地のいずれかの市区町村役場

■持ち物:①出生届(出生届の用紙は役所にありますが病院で受け取れることも。事前に確認しておきましょう。また早く受け取りたい方は産院に伝えましょう)、②届け出人の印鑑③母子手帳

※出生地の市区町村役場では、時間がかかるため急ぎの場合は旦那さんにお願いしてお住まいの区市町村役場で提出してもらいましょう。

【健康保険証】 できるだけ早く

■届け先:社会保険に加入する場合は勤務先(夫婦で所得の多い方)、国民健康保険に加入する場合は自治体

■持ち物:①申請書②扶養者の本人確認書類(免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)③扶養者と子どもの個人番号通知書

保険証がないと一時的ではありますが自費診療になります。月をまたいだ場合の払い戻しは会社への手続きも必要になり、非常に大変です。加えて医療証の発行のための手続きも必要なため、お子さんの通知番号通知書が家に届き次第手続きをしましょう。

【児童手当】 出生の翌日から15日以内

■届け先:居住地の市区町村役場

■持ち物:①認定請求書(市区町村役場でもらえます)②印鑑(認印でも可)③請求者名義の普通預金口座情報の分かるもの④請求者の健康保険被保険者証⑤請求者のマイナンバー確認書類

申請した月の翌月分から支給を受け取ることができますが、申請が遅れるとその分手当を受け取れなくなることもあります。出生届と一緒に手続きをすませましょう。

※月末に出産するなど、やむを得ない事情で月末までに手続きができなかった場合は、出生後15日以内に手続きができていれば適応されます。

【子ども医療費助成制度】 子どもの健康保険加入後

■届け先:各自治体

■持ち物:①届け出人の印鑑②母子手帳③子どもの健康保険証④普通預金口座情報の分かるもの

お住いの自治体で乳幼児医療費助成があれば、医療費助成を受けることができます。病院にかかったときに医療証を提示すれば、保険適用後の自己負担分が無料〜減額になります。ただし健康保険証に加入していることが前提です。保険証が届き次第手続きしましょう。

【出産育児一時金】入院までに

■届け先:産院

■持ち物:受け取り方によって異なります

出産育児一時金は、健康保険がきかない出産費用の助成として、加入する健康保険組合から受け取れる補助金です。基本的に赤ちゃん1人につき42万円支給されます。

受け取り方は【直接支払制度】【受取代理制度】【産後制度】の3通りあります。主に取り入れられているのは【直接支払制度】で、制度を導入している産院は保険組合から医療機関に出産育児一時金が直接支払われます。退院時、42万円を超えた分の金額を支払います。出産費用が42万円に満たなかった場合は、健康保険組合に申請すると差額分がもらえます。直接支払制度を導入していない産院の場合は受取代理制度で、健康保険組合に自分で申請します。産後制度は出産費用を産院に全額支払ったあと、健康保険組合に申請します。産院によって異なるため、事前に産院へ確認しましょう。

【妊婦検診費用の払い戻し制度】自治体で決められた期間内までに

里帰りをしている場合、お住まいの自治体でもらった妊婦検診の受診券・補助券が使用できない場合が多いです。そのため払い戻し制度を利用することで一度自費で支払っていたものが返金されます。あらかじめ自治体、産院で確認しておくとよりスムーズです。

■届け先:居住地の市区町村役場

■持ち物:①母子手帳②妊娠中の経過欄のコピー③産院が発行する領収書、明細書※確定申告する場合はコピーしたもの④妊婦名義の普通預金口座情報の分かるもののコピー⑤妊婦本人の印鑑⑥未使用の受診券・補助券

自治体のHPに必要書類のPDFがあるため、里帰り後でも自宅で印刷し使用することができます。里帰り先の産院では受診券・補助券が使用できなかったため、全て自費での支払いになり、制度が利用できないもの(体調不良や予定日を過ぎた後の内診など)がわかりにくく産院・自治体に何度か確認しました。また払い戻し期間は私の住んでいる自治体では6ヶ月でしたが、里帰り後の生活を考え出産後すぐに郵送しました。郵送される場合は、あらかじめ郵送用の封筒に住所の記入をおすすめします!

最後に…

出産後は慣れない赤ちゃんとの生活に加え、出産により思うように身体が動きません。私自身も入院中に手続きをと考えていましたが、入院中は授乳や沐浴指導、自分自身のシャワー、食事、栄養指導、面会の時間など思った以上に忙しいです。また里帰り出産されている方は旦那さんとの連携がなかなか難しく、郵送が必要な書類も多いです。初めての出産だと書類を記入することにも時間がかかってしまうと思います。書類もいざ記入してみるとよくわからない箇所が多く、わたし自身何度も自治体に電話で問い合わせしました。事前に郵送するとわかっているものは封筒にも住所を記入しておくなど、ちょっとしたことをしておくことで後々とても楽になると思います。

産後、お母さんの心と身体を少しでも多く休められますよう、心と気持ちに余裕があるときで大丈夫です。また生まれてきた赤ちゃんとの時間をゆっくり楽しめるよう、少しずつ産後の準備をすすめていきましょう。

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